夜中に高熱!どうしますか?

夜中に高熱が出て苦しい。そんな時、どうしますか?夜間・休日診療所に駆け込みましょうか?救急車を呼びましょうか?コンビニ受診と批判されて、安易に救急車を呼ぶなとも言われます。と言っても緊急時は背に腹は代えられません‥

実は、そんな時のために電話サービスがあります。各都道府県事業として実施されているもので「※7119」に電話すると看護師らのスタッフによるアドバイスを得られます。15歳未満の小児の場合は「※8000」です。都道府県によって実施状況に違いがありますが、メモしておきたい番号です。

実は民間の事業としても24時間健康相談サービスはあります。突然の高熱に焦って救急車を呼ぶというのも普通の感覚としてよく分かりますし、昼の時間の場合、救急車でなくタクシーで行けば、長い時間、待たされる羽目になることになったりします。だから救急車を呼んで当然だろう、というわけにもいきません。

基本的には「かかりつけ」の先生を持って日常的な健康管理に努めることです。自分の体を知っておけば、急な体調悪化も何が原因かが分かりやすくなります。もちろん子供の場合などは「何かあったらどうしよう」と悪い方向に考えてしまい勝ちです。そういう時こそ、落ち着いて考えたいわけですが、相談窓口があれば助かるわけで、それが※7119であったり※8000であったり民間のサービスであったりするわけです。

健康に関するだけでなく、緊急事態!の時は状況を理解して適切な手を打つことが大切です。東日本震災の津波の時も、そうやって落ち着いて避難し多くの人命が救われた地域がありました。夜中に休日に、高熱が出たり我慢できない痛みがあった場合も、適切な対応を行なうためにも専門家に相談するのが良いと思います。電話番号、メモしましたか?

医療コンサルタント
(元大阪市立大学大学院特任教授)
松村眞吾

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